体感温度

「体感温度」とは、その名の通り人が感じられる温度です。

体感温度は空気の温度がそのまま感じられるわけではありません。「体感温度＝（周囲の平均放射温度＋空気の温度）÷２」で求めることができます。たとえば、断熱がしっかりなされていない家（以降、非断熱住宅）の室温が２２℃で、床・壁・天井などの表面温度の平均が１０℃の場合、体感温度は１６℃となってしまいます。逆に、断熱がしっかりなされている家（以降、断熱住宅）では、室温が２１℃で表面温度が１９℃の場合の体感温度は２０℃になります。

非断熱住宅で体感温度を上げようと思ったら、相当の暖房が必要です。しかし、温めた熱が外壁や窓からどんどん逃げてしまうため、非常に効率が悪くなります。また同じの室内の温度にもムラが生じてしまします。断熱住宅では、適度な暖房で室温を効率良く均一に温めることができます。